「優菜ちゃーん」



私が赤ちゃん用のおもちゃで優菜ちゃんをあやすと、優菜ちゃんはきゃっきゃっと楽しそうに声をあげて、可愛らしく笑った。



「わぁ…………ちっちゃいね…………」



舞も目を輝かせて優菜ちゃんと遊んでいる。



舞は一人っ子で兄弟がいないから、舞としては小さな赤ちゃんと触れあうことはすごく新鮮なことなのかもしれない。



「だっこする?」



若菜さんがそう言って、優菜ちゃんを私に抱かせてくれた。