優菜ちゃんは本当に可愛らしくて、私の癒しの存在だ。




「いいなー。私も優菜ちゃんに会ってみたい」



舞が羨ましそうにそう言った。



「10時くらいに来るって言ってたから、それまでここにいれば会えるよ」



今は9時。



あと1時間で、優菜ちゃんに会える。



「じゃあ、待ってる! 1時間なら詩音と喋っていればあっという間だし」



舞はお兄ちゃんにそう言うと、パイプ椅子を持ってきてベッドの横に座った。