体が思うように動かない。 「詩音、大丈夫か?」 「…………あおい、くん………」 真っ白な天井が見えて、ここが病院なんだとわかる。 「詩音…………お前、なんで…………」 窓から差し込む日はオレンジ色だった。 蒼くんの顔を見て、分かった。 蒼くんはもう、すべて知っている。 病気のことも、この前まで隠していたことも…………。 「………ごめんね……………」 今にも消えそうな、小さな声で私は蒼くんに謝った。 「詩音が謝ることはないよ…………。お前は何も悪くない」