あたしの部屋へ引き上げたら、学校の名簿が机の上に出ていた。
「あれ?なんで?」
「俺、ぼこぼこにされる覚悟できたのに。知佳のお父さんお母さん、なんかいい家族だね。
こんな身勝手な言い分を真面目に聞いてくれた。本音で言ってくれたし、怒鳴ってくれた。俺の家族もこんなだったら・・・。」
崇史はぼろぼろと泣きだした。
あたしの胸に顔を埋めて泣いている。ふと、崇史の今まで生きてきた路が、辛い人生を少しだけ垣間見た気がした。
「あれ?なんで?」
「俺、ぼこぼこにされる覚悟できたのに。知佳のお父さんお母さん、なんかいい家族だね。
こんな身勝手な言い分を真面目に聞いてくれた。本音で言ってくれたし、怒鳴ってくれた。俺の家族もこんなだったら・・・。」
崇史はぼろぼろと泣きだした。
あたしの胸に顔を埋めて泣いている。ふと、崇史の今まで生きてきた路が、辛い人生を少しだけ垣間見た気がした。


