「謝らないで、沙也は、」 「でも…っ……」 唇を塞がれて、何も言えなくなった。 明都さんらしくない。 息ができない。 「んっ…あきと、さん……っ」 呼吸が荒い。くるしい。 明都さんも、肩で息をしている。 彼の吐息が どうしようもなく色っぽくて、 また胸が苦しくなった。