Cafe Framboise



「……この通りだから、帰って。」

明都さんが言うと、
真奈美さんは小走りで
駅のほうへと消えていった。


「ほら、立って。」

明都さんが私を抱えて立たせてくれる。

「ごめん、沙也」

「ごめんなさい……」