バイトが終わって店の扉を開けると、 見覚えのある人が立っていた。 「…真奈美」 昨日、沙也から聞いていたから なんとなく、 嫌な予感はしていた。 「明都…ごめんね、突然。 ちょっと話したくて…時間ある?」 「おまえのために使う時間なら、 今はない。」