明都さんからは、 何もないから、心配しないで、 とメッセージが来ていた。 明都さんのこと、信じてる。 信じてる、けれど。 感じたことのない不安が 私を飲み込もうとしているみたいで。 何も考えられなくて。 ゆっくりと、広くて冷たい夜の海に 沈んでゆくような心地がした。