ベタに五円玉にしようとしたら、 明都さんに止められた。 「沙也は俺だけじゃ 物足りないんですか、」 ちょっと拗ねた、明都さんが言う。 「今年、良縁に恵まれたお礼です!」 と言ったら、すっかり黙ってしまって こっちが恥ずかしくなった。