「…クリスマスとは思えないですね」 「そうだね」 沈黙が重たくて 話しかけてみたものの、 その先が続かなくて終わってしまう。 また暫く、 サンドイッチを食べるだけ。 「いつから彼氏いないの?」 笹井さんが単刀直入に訊いてくる。 相変わらず無愛想なまま。