「ま・・・まさかぁ!ねえ愛八♪」


「もぉ~いくつ歩くとぉ殺される~?」


いかれてる!完全にいかれてる!




「ピチャ・・・・ピチャ」

背後から液体が落ちる音が聞こえてきた。




「まだお・・・嘘だよね?」

さすがの愛八もすでに凍りついている。


「ま・・・まさかぁ咲紀!・・・嘘」


まだおとゆっくりと振り返ってみる。

そこには猫の耳をつけた何かがいる。


「ピチャ・・・」


嫌な音とともに白い息がみえた。

すると愛八が何かつぶやいている。



「うぉりやぁ!怪盗キング・オブ・キャサリン
!そこで何をやっているぅぅぅぅ!」



「な・・・何ー!?」

私とまだおは驚いた。


皆でライトをあてるとそこにはリコーダーを一本もった怪盗猫耳叔母さんの姿があった。そして恐怖の真夜中が私達を襲ったのだった。