ぱにゃ団地の怪盗

「ん～。懐中時計か。いかにも謎っぽいけど全然分かんない！」

「まったくまだおももったいぶらずにさっさと言っちまえばいいのに。」


・・・あの時のまだおは何が言いたかったの？


「でもその懐中時計の中身を見てみたいものだね。」

「・・・たしかに私も鴇さんと同感だよ。でも開け方が分からないの。」

「う～ん。・・・
じゃあ今日まだおの家に３人で行ってみよう！」


愛八・・・。

「なんで３人なの？」

「だって鴇ちゃんはいらねえだろ。役立たずだし」


フルポンそれ言いすぎ。でも確かに役立たずね。

「そんなー！」

六蟲鴇が叫んでも皆は無視した。




「じゃあ行きますか！まだおの家」

「暇だったしな。行くか。」


二人とも・・・。


「ありがとう。私も行くよ！」

すると二人は笑ってくれた。


（まだおも早くこんな風に笑ってくれないかな・・・）



いつも笑っていたまだおのあの太陽の様な微笑みはいつもどってくるのだろう。
そんなことを考えながら咲紀は皆でまだおの家に向かった。