あー。
咲紀に帰ると言ったもののまだおも心配だし。
取り合えず私は六蟲鴇(りくむしとき)の交番に行くことにした。


「鴇ちゃーん!」

交番でねむたく警備していた六蟲鴇は愛八に気づいた。


「愛八か。どうした?落し物か?」


「ちがう。探し物。物っていっても人だけど。まだお探してるの。」


「お前もかよ~。勘弁してくれ!」

「?お前も・・・?」


後ろからため息が聞こえた。

「ちっ。おめぇもまだお探してたのかよ。」

「あ!フルポン!」


六蟲鴇はどんよりとした目で二人と見ている。


「どうやら鴇ちゃんはまだおの事は知らないみたいだぜ。」


相変わらず暗いオーラど出している六蟲鴇はいつもよりまして暗い。


「・・・分かってないな~フルポン。鴇ちゃんなにか隠してる。」


すると六蟲鴇は驚きを隠せない顔をしている。


「お~お~俺の前で堂々と嘘をくつとはなぁ。いい度胸してんじゃねえか。ドSの血が騒ぐぜぇー。」


明らかにフルポンは今ドSモードオンにしている。



「おい鴇ちゃんよぉ~嘘つくのはよくないぜぇ。」

「本当だからマジで本当ですから。」

「いやぁ~でもこっちは約束は約束ですからぁ!嘘ついたらハリセンボンだしー。」


いや鴇ちゃん針千本の意味違うと思う。