「うん!」


「じゃあ咲紀払ってね。よろしく!」



「じゃあ俺らはさきに捜索してっから。頑張れよな。ローンでもいいから。」


え。ちょっとまった。


「ねぇじゃあどこから探す?」


「とりあえず交番に行って聞き込み。」

「んじゃ一番近い六蟲鴇の交番行くか。」

「決定。んじゃ行くか。」


二人は走り去っていった。

ねぇ、これってパシリ?
なんか地味キャラみたいだよ。主人公なのに。

・・・とりあえずまだおの事を考え、私は通帳を持ち、銀行にむかった。



「班長、どこ行くの?」

「・・・具合が悪いのでさきに帰ります。」

そして私は銀行にむかった。




「ねーフルポン、さっきから歩くの早くない?」

フルポンは無言のまま。


「フールーポーン!!聞いてるの!」


「・・・」

と、急にフルポンKがとまった。


「うわぁ!急にとまらないでよ!」

「愛八・・・アレ。」



フルポンの指差す方向を見た。
そこには雨にぬれたまだおの後姿があった。


「おいまだお!お前授業サボってどこ行ってたんだよ!」


「フルポン!」



フルポンがまだおの肩をたたいた。



「・・・今は一人にしてくれ。」

「どうした?もしかして御奴呂に半殺しにされた?同感!あれ最悪だもんなぁ~」



フルポン、それ慰めになってない。




「同情するならぱど金をくれってんだ。」

するとまだおはフルポンの手をどけて行ってしまった。


「・・・金ばっかな日だな。今日は。」