寒い朝。
どうやら今年一番の寒さらしい。

もう今年もあと10分で終わりだ。
これからみんなと明けおめパーティ。


「咲紀ー!あと10分だよ!あと少しー♪」


「うん。そうだね」


それよりも今は違うことで頭がいっぱいだった。

愛八なんかどうだっていい。




「なんかぼけっとしてんなーコイツ。大丈夫か?」



「あ・・・うん大丈夫だよまだお」

まだお・・・タイミング悪すぎ。



「もしかしてぇまた怪盗に逃げられたとか!」


「!!!」

・・・言い返せない。悲しい~。