「おいゴミ、
何姫ちゃんの隣歩いてんだよ」
「瑠璃ちゃん!
松岡くんは同じ委員長で
その仕事を二人でやってる最中だからだよ!」
「こんなクズとする必要ないですよ。
委員長の仕事なら全て私がやります‼
やらせて下さい!」
「えっでも
これは私たちの仕事だし…悪いよ」
「では
手伝わせて下さい‼お願いします!」
瑠璃ちゃんは
キレイに90度に折れた。
その姿を見ると
かなりの必死が伝わってくる。
オレに委員長を離させたいのか、
ただ単に委員長の側にいたいのか。
たぶん
どっちもだな。
「手伝ってもらえるなら
手伝ってもらった方がいいんじゃない!?
早く終われば他の仕事もできるし」
「うーん、そーだね。
じゃあ瑠璃ちゃんこれ運んでくれる?」
瑠璃ちゃんは
眩しすぎるほどの笑みをうかべ顔を上げた。
「おい寄生虫。
…あっありがとう(///)」
オレはなぜだか
彼女とは近いうちに仲良くなれる
そんな気がした。
「おいクズ!
何ぼーとしてんだよ!
おせーんだよ、クズのくせに…。
姫ちゃん待たすんじゃねぇよ、糞が」
…やっぱり当分
無理かもしれない。


