「出ましょう…」

「うん、なんか私ちょっと呪われているような気がしてきたわ…」


僕も…千早さんと二人っきりというスペシャルな状況なのに、

なんだろう…この吐き気は。

まるでおっさんが吐いたゲロを無理矢理口に突っ込んだかのような……おぶぇっ。


「アヒーアヒ」

「ウェヒヒヒヒヒヒヒwww」


あああ、もうさっきから雑音半端ない。

うるさい。


「タ、タスケテーーーーーーー!」


悲鳴もうるさい!ていうかこれカセットかなんかだろ!

誰が助けるかバーカ!