ｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘ。
「あー痛い痛い痛い痛い染みる染みる染みる染みる染みる…。
イタシミ…」
「消毒液ですら耐えられないほど、浅井君の体はもろいのですか？
モロヘイヤなのですか？」
「いや、モロヘイヤは関係ないでしょ…。
ていうか、深井さんが傷口に思いっきりｸﾞﾘｸﾞﾘ押し当てるからだろ！！」
「押し当てる！？
なんて卑猥な！！」
「えっ、どこが！？」
そんな私達のやり取りを生ぬるい眼で見る湊。
ていうかこのギザギザの傷口、どうやってつけたのよ………。
うう…、もう少年院にぶちこんだ方がいいんじゃ……。
あー、ていうか浅井君の傷多過ぎです！！
目測だけでも数十個…。
