「おい、起きろこの糞豚が」

「…ん?俺は一体…」


出てきたのは、フルボッコにされた浅井君…。

口の端から血が出ているし、

なんか爪剥がされている…?

それに、髪の毛はボサボサ、ところどころに青タン…。


あああああ。


惨めすぎる…。

これは流石の私でもひくわ………。


「お姉ちゃん、僕はお姉ちゃんについていた悪い虫を駆除しようとしただけなんだ。

許してくれるよね?

ね♪」

「ね♪じゃねえよ……。

浅井君は私に付いてきてくれただけ。

悪い虫というよりただのひっつきむしよ。

浅井君は…まあ、変態的だけど、そういう変態的な変態ではないから、とにかく謝りなさい」

「えええええええ~。

何で何で?」