深井さんと浅井君

「えっと、この答えは~…」


この問題は、中学レベルの問題どころか、小学レベルの問題だ。

この問題なら、流石の阿呆の浅井君でも、解けるであろう。


「△×☆○!→↑?*@です!」


今何と言った!?

私の耳の聞こえが悪くなったのか。

いや、99%違う。


98%、浅井君の滑舌が悪過ぎるだけである。


△×☆○!→↑?*@って何だよ。

△×☆○!→↑?*@って。

全く分からないよ。


これは、流石のほわほわ~な雰囲気の田村先生も…。


「は~い、正解です!

よくできました!」


えっ、正解なの!!?

とクラスの98%が驚いた。


残りの2%は何を考えているか、分からない。