「あっ、いた(笑」


「涼、つくし。遅いよ。」


そう言ってお姉ちゃんが走ってきた。


「てか、お前が勝手に先に行くなよ。探すの大変だったぞ。」


「だって…」


二人を見てるとすごくお似合いだなって思う。


だからやっぱりお姉ちゃんが羨ましくて。


妬んだりしちゃうけど。


でも、こんなにも笑っていられる。


それがたとえ、作り笑いでも。


笑っていられる。


また頑張ろうと思えた。


それがたとえ、強がりだとしても。


頑張ろうと思えた。