かき氷を食べ終えた後は焼き鳥や焼きそばを買って、空いている場所を見つけて座る。
そして買った物を食べながら、花火が上がる時間まで待つ。
「あ、昴に冬華じゃん」
そう言って私たちの前に現れたのは、若菜ちゃんだった。
その後ろにいるのは…彼氏さん…かな?
「おおー若菜じゃん。そっちもデート中?」
「そうなの。いいでしょー」
「生憎、俺も冬華とデート中なんで」
昴は私の肩を抱いて、嬉しそうに微笑む。
すると若菜ちゃんは、あーあーお熱いことでーと呆れていた。
な…なんだかこういうの照れる…
すると、若菜ちゃんの彼氏さんが若菜ちゃんを呼ぶ。
「そろそろ行かなきゃ。じゃあねバカップルー!」
「若菜たちもな」
私たちは若菜ちゃんに手を振り、若菜ちゃんも手を振り返し、彼氏さんの方へ帰っていく。
だけど…その時見てしまった。
一瞬だったけど…
後ろに振り返る時、若菜ちゃんの表情はすごく暗い顔をしていた。


