「冬華はいつ当番なの?」




次は昴から質問された。
私は毎週水曜日と答える。



この学年は丁度五組あって、単純に一組は月曜日で、二組が火曜日、そして私たちのクラスの三組は水曜日になるのだ。




「じゃあ水曜日は図書室で過ごそうかな。それに図書室からはサッカー部見れるしね」




「え、いいの?遅くなるよ?」




「冬華を一人で帰らせるのが嫌なの。…っていうか、俺が一緒に帰りたいだけなんだけどね」




そんな昴の言葉に私は恥ずかしくなり、顔を逸らす。




若菜ちゃんは、あー余計に暑い暑い。と手で仰ぐ。




秋人くんなんて、どっか向いてるし。