「あ、姉ちゃん。ついでに文具屋に寄っていい?ノートがなくなったんだった」
「へー…意外と真面目」
「俺は真面目ですー」
真白はべっと舌を出して、私を置いてさっさと歩き始める。
まったく…あれのどこが心優しい弟よ!
私はむっとしながら真白の後を追う。
ついでに追いついた後は、思いっきり背中を叩いてやった。
真白が睨んできたけど私はスルーした。
それからちょっと歩いて、とっくにアイスを食べ終えていた真白は一人で文具屋に行く。
私は近くのベンチに座り、食べかけのアイスを黙々と食べる。
欲張ってダブルにするんじゃなかった。
ああ…私も文具屋に行きたかった…
はぁ…と落ち込んでいると、遠くから見慣れた軍団がやってくる。
見慣れた軍団というか…あれ、うちの高校の制服だよね。
部活の帰りかなんかかな?
夏休みまでご苦労様です。
心の中でそう思っていると、その軍団の中に一人だけ知ってる人を発見した。
向こうも気づいたみたいで、軍団の輪から外れて私の方へ向かってくる。


