ー…そして、




「お疲れ、冬華」




「ーっ!」




ぴとっと私の頬に冷たいペットボトルをくっつける、池田昴。



爽やかで優しい人。


…また、私の彼氏でもあるのです。




「あ…ありがとう…」




私は昴から冷たいペットボトル…お茶を受け取る。



いつも委員会終わった後はこうしていつも冷たい飲み物を準備してくれる。




本当、優しい人だ。




「委員会どうだった?」




「ただの当番決めとか、新しい本が入荷するとか…」



若菜ちゃんの問いかけに私は今日の委員会のことを思い出す。




私が所属する委員会は図書委員。


誰も候補がいなくて、その挙句じゃんけんに負けてしまった私は渋々引き受けることに。



…まぁ、楽でいいんだけどね。