「冬華は行きたいとこ決まった?」
昴の家の帰り道。
昴は家まで送るということで、今は二人で私の家へと向かっている。
「私、水族館行きたい!この前、隣町の水族館のCMがあってて、見てたら行きたくなっちゃって…」
「そういうのあるよな。じゃあ、夏休みの間に水族館も行こうか」
「うん!」
夏休みは昴と二人で出掛けられる。
昴はいつも私に行きたいとこを聞いて、必ずと言っていい程連れて行ってくれる。
「じゃあまたメールするから」
私の家に着き、昴は私にキスを落とし、優しい笑みでそう言った。
そして私の頭を撫でた後、昴は来た道を戻って行った。


