その時、昴が戻ってきた。
「ごめん、秋人。両手が塞がっているからドア開けて」
ドアの近くにいた秋人くんはすっと立ち上がり、ドアを開ける。
そして昴の両手には冷たいお茶とお菓子があった。
「え、お菓子!?食べたい!」
「これはある程度宿題が終わってから」
昴の言葉に若菜ちゃんはヤル気が出たっ!と言って、数学と向き合う。
なんて単純。
まるで真白みたいだ。なんて、思ってしまった。
……でも、さっきの若菜ちゃんは何だったんだろう。
彼氏が出来たと言っていた若菜ちゃん。
もしかして…その彼には何かと難があるんじゃ…
でも若菜ちゃんはそういうのは、昴に話すだろうし…


