好きなんです。







「いいから。聞きたいことがあったら、俺に言うこと。いい?」




「あ…はい…」




昴の圧倒的な雰囲気に私は思わず反射的に返事をしてしまう。




秋人くんは呆れたように俺に嫉妬かよ…とボソッと小さな声で呟いていた。



でもその小さな呟きは私に聞こえていて、私は思わず頬を緩める。



えへへ…嫉妬…かぁ…


何だか大事にされている気がして、かなり嬉しくなる。




それから昴に解き方を教えてもらい、昴はまた若菜ちゃんの勉強を教えていた。




昴は…自分の勉強は大丈夫なのだろうか。

私や若菜ちゃんに教えてばかりで…



私は昴にわかる範囲だけでも若菜ちゃんに教えるって言ったけど、昴は大丈夫と優しく頬笑む。




「俺は家でやれば大丈夫だし、冬華は自分の勉強に集中して?」




「…うん、わかった」




ここまで昴に気を遣わせてしまったんだ。
いつもより点を取らなきゃ!



そう意気込んだ私は、テスト当日までいつもよりも勉強に励んだ。