そう思っていたけど、私もある問題が解けないでいる。
昴に聞こうと思ったけど、若菜ちゃんに教えてるし…秋人くんに聞いてみようかな…?
「ねぇ…秋人くん…」
秋人くんの名前を呼ぶと、彼は顔を上げ私に視線を向ける。
そして秋人くんはちょっと間をあけて、何?と聞いてきた。
「この問題なんだけど…」
私は教科書に指差し、秋人くんはその問題を覗き込む。
そして秋人くんはわかったのか、ああ…と呟く。
「これは…」
「待った!」
秋人くんの言葉を遮る昴。
え、どうしたの?
秋人くんは秋人くんで溜息吐いてるし…
「冬華、なんで俺に聞かないの?」
「だって…若菜ちゃんに教えてたから…」
そう言うと昴はちょっと不機嫌な表情になる。


