「まぁ、姉ちゃんが俺に勝てるものって料理ぐらいじゃね?」
「料理まであんたに負けたら…泣く」
両親が夜遅くまで働いている為、料理だけは得意となった。
だから…料理まで真白には負けたくない。
「じゃあ料理が得意姉ちゃんにリクエスト。オムライス食べたい」
「…なぜに?」
「いや、さっき料理特番でオムライスがあったから、食べたくなっただけ」
なんて単純な理由だろうか。
…まぁいっか。
昴のおかげで今はすごく機嫌がいいしっ!
それから私は真白の為にオムライスを作ってあげた。
ケチャップでスマイルな絵を描いてあげたのに、速攻で消された。
……いじめだ。


