結局私は家に着くまで顔の熱が下がることはなかった。
昴はすごく満足そうな顔をしていたけどね!
「まーた、昴さんに送ってもらったのー?ラブラブだねー」
家に帰るなりに、リビングで一つ下の弟の真白にからかわれる私。
真白とは別の高校で、何でも真白はモテるらしい。
まぁ…それは中学の時に体験したから、わかるけどね。
それに真白は母親似で顔はいいもんね。
私たちの母親は美人だけど、父親は平凡な人。因みに私は父親似。
一回お母さんに聞いたっけ。
何でお父さんと結婚したのか。
そしたら、平凡の顔が好きだったからと言って、それからは惚気を聞かされたような気がする。
まぁ…二人が仲良しならいいんだけどね。


