がっくりと肩を落とす。


それもそのはず、あのストラップは去年の誕生日に陽菜にもらったものなのだから。


『一華、誕生日おめでとうっ!!これ、私からのプレゼント!』


顔いっぱいの笑顔でこれを渡してくれた陽菜の姿を思い出す。


親友からもらったプレゼント。


とても気に入ってて、すごく大事にしてたのに…。


落とすなんて、ありえないよ。


……陽菜に申し訳ないなぁ…。


私のバカ!バカっ!