スキ、キライ、スキ?

恩を着せるつもりはないけど、私はあんたにハンカチ届けてやったでしょうが!


「……あんたが言う?それ」


負けじと言い返す。


ムカつくくらい綺麗な顔がこちらに向けられた。


「もしかしてお前、昨日の朝のこと根に持ってんの?」


呆れたと言わんばかりに、吐き捨てるように言った高坂。


うっ……心読んだ?コイツ。