スキ、キライ、スキ?

私もだるいけど、文句言わずやってるってのに、コイツ…


結果は、理性の勝利。


思わず高坂の方を睨むように見てしまう。


それに気づいたのか、高坂がこちらを向いた。


「……はぁ」


「……なんだよお前」


「何もないし」


素っ気ない返事をして顔を背け、私は掃除に戻った。


高坂の反応はない。