トレーニングスペースに
来てはみたものの、何をするかは
まだとうてい考えてもいない。

部室横のベンチに腰掛け、
とりあえずサッカー部が終わるのを
待つことにした。




だいぶ日も暮れたな〜。
気付くと、サッカー部は解散した
ところだったみたいで。

サッカー部の3年生が
私のところまで タオルで汗を
拭いながら トボトボと寄ってくる。


「 あれ〜? 見ない顔だな 」

「 新しいマネじゃね? 」

「 なになに、告白でもしにきた? 」


みんなめちゃくちゃなことを
呟きながらも、やらしい表情。