表が薄暗くなるにつれ、店の中のクリスマスツリーは静かだが厳かな灯りが輝きを増していた。
「桐ちゃんらしい…全く変わっていないな、昔と…」
拓真から今迄の事を聞き、天神は軽く溜め息を吐いた。
「実は、迎えに来たんだよ。今日は君のお父さんをね…」
「父をですか?…」
拓真が尋ねた。
「君は見たかい?お父さんが預けている指輪を… マスター。又、拝見させて貰えないでしょうか?運命の指輪を…」
天神が、新井に笑顔で頼んだ。
「私達よりも一番待ちくたびれているんじゃないかな…」
新井が、そう呟きながら引き出しの奥から気を付けて指輪のケースを取り出した。
「本来なら、こういうコンパクトなのに納まる物じゃないのだが…」
天神が置かれた地味で小さな化粧箱を眺めながら言った。
「拓真君、手に取り開けて見てごらん。判る筈だよ。お父さんの気持ちが…」
「……」
拓真が、おそるおそる黙って化粧箱を手に取り、そっと開いた。
指輪が今迄の鬱憤を晴らす様に眩く輝き、その存在を露わに主張した。
「若かった、お父さんの全てだと思うよ…」
天神の解説に、拓真はそれをじっと眺め続けた。
「桐ちゃんらしい…全く変わっていないな、昔と…」
拓真から今迄の事を聞き、天神は軽く溜め息を吐いた。
「実は、迎えに来たんだよ。今日は君のお父さんをね…」
「父をですか?…」
拓真が尋ねた。
「君は見たかい?お父さんが預けている指輪を… マスター。又、拝見させて貰えないでしょうか?運命の指輪を…」
天神が、新井に笑顔で頼んだ。
「私達よりも一番待ちくたびれているんじゃないかな…」
新井が、そう呟きながら引き出しの奥から気を付けて指輪のケースを取り出した。
「本来なら、こういうコンパクトなのに納まる物じゃないのだが…」
天神が置かれた地味で小さな化粧箱を眺めながら言った。
「拓真君、手に取り開けて見てごらん。判る筈だよ。お父さんの気持ちが…」
「……」
拓真が、おそるおそる黙って化粧箱を手に取り、そっと開いた。
指輪が今迄の鬱憤を晴らす様に眩く輝き、その存在を露わに主張した。
「若かった、お父さんの全てだと思うよ…」
天神の解説に、拓真はそれをじっと眺め続けた。
