なんの感情も読みとれない猫のような瞳。それはこれが脅しやないと知らしめるのに十分やった。


こんな冷徹な目をした男なら、そんくらい平気でやるに違いない。


黙ってコクッ…と頷くと、朔夜は押さえてた両手を離した。そして私の腰紐を引いた。


「…!?な、何するんっ!?」


「聞いてたとーりの貧乳」


私の質問なんか無視されて、ゴツゴツした手がはだけた寝巻きのなかに忍び込んできた。


そして遠慮もなく胸を鷲掴みにする。
ムギュッムギュッ……っと好き勝手揉みしだかれた挙げ句、この一言。


「こんな貧相な胸初めて触った」


「なんやてぇ!!!?」


ヤられる!犯される!嫌や腹立つ、こんな男っ!!



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