小夜子はともかく、死んだことになってる俺が葬式に出るわけにもいかない。 結局、俺たちがアイツの眠る墓の前に立ったのは、死から10日後だった。 俺と小夜子と朋夜の3人で、アイツの墓に花を手向けに行った。 そしてそれで終わる筈だったのに、 運命としか言いようがない。 俺たち3人は導かれるように、出会ってしまった。 .