朔夜の言葉で、これが現実なんやって思い知らされた。
「この結婚の目的……小夜子を使って俺を操るか、殺させようってハラだったんだろ?
コイツに汚ねー真似さすんじゃねー。
殺るんなら、テメェが殺れ」
銃口を向けられた朔夜がそう言うと、兄ちゃんは自嘲的な笑みを浮かべた。
「この世は不条理や。誰の子に産まれるかでスタートがちゃう。チヤホヤされて育ったクセして、甘ったれとるお前ら2人には分からんやろうな。
小夜子、俺とお前は最初から違ごてたんや。何から何までな」
兄ちゃん……っ…
「小夜子はお前の妹だろ!?コイツまで殺る気か!?小夜子はお前を…」
「カッコええなァ自分。けどやっぱ極道には向いてへんで?さよなら組長さん」
そして空を割るような銃声――
.
「この結婚の目的……小夜子を使って俺を操るか、殺させようってハラだったんだろ?
コイツに汚ねー真似さすんじゃねー。
殺るんなら、テメェが殺れ」
銃口を向けられた朔夜がそう言うと、兄ちゃんは自嘲的な笑みを浮かべた。
「この世は不条理や。誰の子に産まれるかでスタートがちゃう。チヤホヤされて育ったクセして、甘ったれとるお前ら2人には分からんやろうな。
小夜子、俺とお前は最初から違ごてたんや。何から何までな」
兄ちゃん……っ…
「小夜子はお前の妹だろ!?コイツまで殺る気か!?小夜子はお前を…」
「カッコええなァ自分。けどやっぱ極道には向いてへんで?さよなら組長さん」
そして空を割るような銃声――
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