そう言って目をふせたあと、尊兄ちゃんがとった行動を生涯忘れられない。




兄ちゃんはスーツに右手を入れると、そこから黒い拳銃を取り出した。そして真っ直ぐ朔夜にむけた。




「最初からこうするべきやった」






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