だんだん緊張して怖くなってきた。真実を知りたいけど、知るのが怖い。
「旦那さん、兄ちゃんが…嘘ついてるいうん?」
「小夜子、よく考えろ?お前が妹なワケねーだろ?逆に、コイツの話にこそ何の証拠がある?」
「…!?それは…そうやけど…」
赤ちゃんだったときの私と、本当の草薙小夜子を"すり替えた"って話。でも兄ちゃんのおかんも私のおかんもみんな死んでしまっていない。
つまり証明しようもないことや。
「小夜子を騙すなんて幼稚園児騙すより簡単だろーな?それにオレは、証拠もってるぜ?
オヤジが生きてた頃、酔っ払って一度だけ妹の話をしたことがある。妹は、俺の妹は……」
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「旦那さん、兄ちゃんが…嘘ついてるいうん?」
「小夜子、よく考えろ?お前が妹なワケねーだろ?逆に、コイツの話にこそ何の証拠がある?」
「…!?それは…そうやけど…」
赤ちゃんだったときの私と、本当の草薙小夜子を"すり替えた"って話。でも兄ちゃんのおかんも私のおかんもみんな死んでしまっていない。
つまり証明しようもないことや。
「小夜子を騙すなんて幼稚園児騙すより簡単だろーな?それにオレは、証拠もってるぜ?
オヤジが生きてた頃、酔っ払って一度だけ妹の話をしたことがある。妹は、俺の妹は……」
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