◇
寂れた遊園地の入口に車は止まった。
ただでさえここは郊外やし日も傾きはじめてるし、私たちのほかに人の気配なんかない。
錆びてツタの這ったゲートには、『立入禁止』のこれまた錆びたプレートがついている。
「こっから入れる」
朔夜がそのゲートを押すと、施錠されていないのかそれとも壊されたのか、簡単に開いた。
ギギギギギッー…ッと、まるで悲鳴のような音が木霊した。
そういえば、夜は暴走族のたまり場になってるなんて噂があったな。
「ホンマに入るん?ここ地元の族が使ってるらしいで?」
「それがどーした?邪魔ならぶっ潰す」
……そうやった。コイツはそういう男やった。
こうして雑草が生い茂る敷地のなかに足を入れたとき、朔夜のスマホが鳴った。
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寂れた遊園地の入口に車は止まった。
ただでさえここは郊外やし日も傾きはじめてるし、私たちのほかに人の気配なんかない。
錆びてツタの這ったゲートには、『立入禁止』のこれまた錆びたプレートがついている。
「こっから入れる」
朔夜がそのゲートを押すと、施錠されていないのかそれとも壊されたのか、簡単に開いた。
ギギギギギッー…ッと、まるで悲鳴のような音が木霊した。
そういえば、夜は暴走族のたまり場になってるなんて噂があったな。
「ホンマに入るん?ここ地元の族が使ってるらしいで?」
「それがどーした?邪魔ならぶっ潰す」
……そうやった。コイツはそういう男やった。
こうして雑草が生い茂る敷地のなかに足を入れたとき、朔夜のスマホが鳴った。
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