「俺の親父と小夜子の母親は元々恋仲だった。けどそれを横から小夜子の親父に盗られたんだとよ。そんで親父は当てつけに従姉妹と結婚した」


「うちのおかんと、アンタのおとんが………!?」


「そう。でも怒りが収まらなかったのか、俺らの縁談まで仕組んだ。自分が晴らせなかった思いを、子供に晴らさせようとしたんだ。ちっせぇ男だろ?」


「ほんま!?知らんかった……」


私が子供のころ、庭の木で自殺したおかん。ずっと心の病気やったって聞いてたけど、そんな事情も関係したんやろか。


ホンマは朔夜のおとんをずっと好きやったんやろか?