ひとりとぼとぼと、軋む廊下を歩いて教室に向かった。けれど頭は呆然としてて、いったいどこを歩いてるのかわからない。


さっき、あのあと、つい『お兄ちゃんの事、なんも知らんくせに!』と言ってしまったものだから、旦那さんは見たことないほど冷たい瞳になった。


そして一言、


『消えろ』


怒ったと言うよりも、私を切り捨てるような顔だった。




.