「兄ちゃんの……おかんが!?」
尊兄ちゃんのお母さんは、私の父のお妾さんやった。舞台女優でえらいべっぴんさんやったそうや。
兄ちゃんが10歳のときに、乳ガンを患い亡くなったって聞いてる。
「愛人の子として産まれた私生児の俺を、認知するように働きかけてくれたんは……草薙依子。つまり小夜子のオカンやった」
「え」
「夫の愛人とその子供なんて、邪険にするんが普通やろ。なのにお前の母親は俺ら親子に親切やった。親身に世話もしてくれた。俺のオカンと波長が合ったのかもしれんけど、人に言われへん重大な秘密を打ち明けてくれたんや」
「重大な秘密…?」
「そうや。お前の出生に関わる重大な秘密や」
すると兄ちゃんは大きく息を吐いて、意を決した顔で口を開いた。
「エエか、落ち着いて聞くんやで?お前は本物の草薙小夜子やない」
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尊兄ちゃんのお母さんは、私の父のお妾さんやった。舞台女優でえらいべっぴんさんやったそうや。
兄ちゃんが10歳のときに、乳ガンを患い亡くなったって聞いてる。
「愛人の子として産まれた私生児の俺を、認知するように働きかけてくれたんは……草薙依子。つまり小夜子のオカンやった」
「え」
「夫の愛人とその子供なんて、邪険にするんが普通やろ。なのにお前の母親は俺ら親子に親切やった。親身に世話もしてくれた。俺のオカンと波長が合ったのかもしれんけど、人に言われへん重大な秘密を打ち明けてくれたんや」
「重大な秘密…?」
「そうや。お前の出生に関わる重大な秘密や」
すると兄ちゃんは大きく息を吐いて、意を決した顔で口を開いた。
「エエか、落ち着いて聞くんやで?お前は本物の草薙小夜子やない」
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