「暗い顔してんなー」
「優...」
「どーしたんだよ」
そう言って、私の席の前にしゃがんだ。
「...へぇ、アイツあほか」
「うぅっ...グスッ」
気づけば泣きながら話していた。
「もう泣くなって。それにしてもいいよなぁー...彼女に泣いてもらえて」
「グスッ...一言余計だよ」
「ハハッ♪」
優は私も励ますために
そういう風に言ってくれる。
その優しさが勇気をくれるの。
「あ!手紙書いてみたらどーだよ?」
「...蒼に?」
「今誰の話してると思ってんだよ(笑)」
そして、手紙を書くことに。

