高校1年の春、僕は望み通り名門I高校に入学をした。高校では新しい自分を探す、そんな思いだった。部活は得意な運動はやめ、ギター部に入部した。音楽が好き、それだけの理由だった。

「ギター部へようこそ!!」
遂に入部した。きっと音楽が僕を変えてくれる。
「では、部室に案内するね!!」
そう言われ、部室へと向かった。
ギター部と吹奏楽部は同じ部室だ。
その時ある少女と出会った。スラッとした体、きれいな脚、髪は天然パーマ。そして、右手にはピッコロを持っていた。少女は吹奏楽部らしい。
何かを感じた。何か心に衝撃が走った。
なんだろうな、これ?
不思議だったが先輩の部室の使い方の説明に集中した。