放課後になり、部活の時間になった。僕は、いつものように部室に向かった。すると嬉しいことにSさんがそこにはいた。こっちには気づいてない。回りには誰もいない。ラッキー♪
僕は、彼女の頭をぽんぽんっと軽く叩いた。彼女は目を丸くした。
「よっ!何してんだよ?」
「予定表見てたの!もう、ビックリさせないでよ。」
「まぁまぁ。誰も見てねぇし大丈夫!」
「もう!」
彼女は顔を隠した。
(照れてるのかな?可愛いな~。)
少し間をあけ、話題を変えた。
「ねぇ、部活見学何人来た??」
「今のところ20人くらいかな?そっちは?」
「ふふふ。こっちは50人くらいかな~。」
「えぇー!!さすが吹部だね~。」
「まだ、見学だから分からんけどたくさんはいると良いな!」
「そうだね。こっちもたくさん入って欲しい。おっと、そろそろ行かないと…。それじゃ!」
僕は、その場を去った。
その日の部活は絶好調だった。
