ドルシネア姫




食堂には既に料理は並べてあり、


お父様や、後三条君はいた。


「おはようございます。」


私が挨拶すると、


「おはよう、花恋ちゃん。昨晩は良く眠れたかい?」


優しくお父様は微笑んだ。


「はい。お気遣いありがとうございます。」


お父様はまた優しく微笑んだ。


後三条君は、やはり無表情なまま…


というより、冷たい。