ドルシネア姫









え…



「花恋。この方はこの国の殿下と皇太子様だよ。」


私はビックリして身動き出来なくなっている。


「花恋。座りなさい。私と殿下こと宏樹は親友なんだよ。」


とお父さんは笑った。


私は、はっとして、


「申し訳ありません。私は斎藤花恋と申します。」


と深く挨拶をしてお父さんの隣に座った。